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辞意表明の楊志良衛生署長、一転留任


ニュース 政治 作成日:2010年3月17日_記事番号:T00021534

辞意表明の楊志良衛生署長、一転留任

 
 楊志良・行政院衛生署長は17日、全民健康保険料の引き上げ案決定に際し、馬英九総統らの強い慰留を受け、辞意を撤回した。中央社電が17日伝えた。
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全民健康保険の料率引き上げを発表する楊署長(中)(17日=中央社)
 
 楊署長は今月8日、健保保険料引き上げ問題で、加入者の75%の保険料を据え置くよう求める呉敦義行政院長の指示を達成できないとして、引責辞任を表明していた。その後も3回にわたり辞表を提出するなど、辞意は固いとみられていた。

 しかし、馬総統が全民健保の財政状況悪化を踏まえ、今後2年以内に全面的な法改正で「第2世代」の全民健保を構築する方針を示し、楊署長も衛生署の構想に近い内容だとして、さやを収めた格好だ。

 記者会見した楊署長は「もう少し努力することにした。第2世代の健保法案制定に向け尽力したい」と述べた。