ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

蔡英文民進党主席、続投へ出馬表明


ニュース 政治 作成日:2010年3月18日_記事番号:T00021556

蔡英文民進党主席、続投へ出馬表明

 
 民進党の蔡英文主席は17日、5月に予定される同党の主席改選選挙に出馬し、再選を目指す意向を初めて表明した。年末の直轄市長選挙に向け、候補者選定をめぐって党内外にさまざまな憶測が飛び交う中、「自身の続投が党の安定、発展を図る上で最善と判断した」と説明した。直轄市長選では新北市(現台北県)から出馬するとの見方も出ている蔡主席だが、18日付自由時報は「主席としての責任を優先し、直轄市長選には出馬しない意向を示したもの」と指摘している。
T000215561

新北市長選への出馬について問われた蔡主席は、「決めたのは主席選への出馬だけ」と語った(17日=中央社)

 蔡主席について、同党の陳明文中央常務委員は、「党の勢いが最も落ち込んだ時期に就任したが、昨年の選挙をすべて大勝に導いており、蔡主席の路線が認められたことを意味する」と評価し、続投への支持を表明した。  また、18日付中国時報が同党立法委員33人に調査したところ、連絡の取れなかった5人を除く28人中27人が蔡主席の続投を「支持する」と語った。ただ、主席のまま新北市長選に出馬することについては、賛成は6人のみで「意見保留」と「反対」が22人に上った。

 なお、民進党主席改選については先ごろ、呂秀蓮前総統や陳唐山・元総統府秘書長に出馬の意向があると報じられたが、呂氏はこれを否定、陳氏も「決めていない」と語っている。