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国喬のコージェネ導入工場、4月に稼働


ニュース 石油・化学 作成日:2010年3月18日_記事番号:T00021570

国喬のコージェネ導入工場、4月に稼働

 
 19日付経済日報によると、石油や電気などエネルギー価格の長期的な上昇を予期する石油化学製品メーカー、国喬石油化学(グランド・パシフィック・ペトロケミカル)が、3年前に25億台湾元(約71億2,200万元)を投じての建設を決めたコージェネレーション(熱電供給)設備導入の新工場が、4月中旬にも稼働を迎える。

 楊品正・同社副総経理は、年間約3億5,000万~4億元のエネルギーコスト削減が見込めるとしており、同社製品の競争力強化に貢献するとみられる。

 国喬の新工場は、1年当たり蒸気を150トン、電力を同2万5,000キロワット時(kWh)生産できる。

 生産された蒸気のうち約85%を傘下のスチレンモノマー(SM)およびABS(アクロルニトリル、ブタジエン、スチレン)工場に供給し、残りは合成ゴム大手の台橡(TSRC)など近隣の石化メーカーに売却する。一方、電力は主に自社で使用し、残りを台湾電力に売却する。蒸気と電力の売却により年間4,000万~5,000万元の収入を見込む。