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台プラ総裁が寧波訪問、エチレン投資計画再始動か


ニュース 石油・化学 作成日:2010年3月18日_記事番号:T00021571

台プラ総裁が寧波訪問、エチレン投資計画再始動か

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)の王文淵総裁ら経営幹部は16日から3日間の日程で中国浙江省寧波市を訪れており、寧波での大規模エチレンプラントの建設計画が再始動するのではないかとの見方が広がっている。18日付工商時報が伝えた。

 寧波での大規模エチレンプラント計画は当初、年産1,000万トンの製油プラント、同120万トンのナフサ分解プラントなどを建設を予定し、投資額は100億米ドルが見込まれていた。グループ創業者の故王永慶氏肝いりのプロジェクトだったが、台プラ側が独資による事業展開に固執したため、中国側との折り合いが付かず、計画推進が遅れていた。

 中国側は外資による石油化学プロジェクトの推進に際し、中国企業との合弁を求めている。王文淵総裁は今回の訪問で、独資による投資を断念し、中国側との合弁を模索する方向で計画の再始動を目指すとみられる。