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作成日：2010年3月18日_記事番号：T00021574
WiMAXチップ市場規模、09年は200％成長
18日付電子時報によると、2009年の高速無線通信規格WiMAX（ワイマックス）向け末端機器出荷台数は前年比15％の増加にとどまった一方、WiMAXチップの昨年の出荷量は200％増と大幅に成長した。
WiMAXチップは昨年第３四半期、出荷量が急増し、米ビシームでチップ出荷量が100万セット水準に達したとされる。しかし、ある台湾WiMAX機器メーカーは当時、特定顧客への出荷が急増したためで、市場全体の需要はそれほど強くないとの見方を示していた。
ただ、末端機器の生産・出荷進度から考えると、チップの大量出荷が末端機器の出荷に反映されるのは今年上半期とみられる。事実、正文科技（ジェムテック・テクノロジー）など台湾のWiMAX機器メーカーの今年の出荷目標は、前年比100％近い成長に設定されているという。
しかし一方で、チップの大量出荷が伝えられた昨年第３四半期、モトローラもWiMAX機器の単期100万台出荷を表明し、台湾メーカーにも受注の急増が伝えられたが、これが実際に市場に投入されたかどうかには疑問があり、在庫状況に対する懸念も存在する。
