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総統選世論調査、蘇貞昌氏が馬総統に圧勝=聯合報


ニュース 政治 作成日:2010年3月19日_記事番号:T00021585

総統選世論調査、蘇貞昌氏が馬総統に圧勝=聯合報

 
 「もし現在総統選挙が行われれば、誰に投票するか」というテーマで聯合報が18日行った電話世論調査によると、現職の馬英九総統と、民進党元主席で先ごろ年末の台北市長選への立候補を表明した蘇貞昌氏が争った場合、「馬総統に投票する」との回答が29%だったのに対し「蘇氏に投票する」は38%で馬総統を大きく上回った。なお、17日に続投意思を表明した蔡英文民進党主席と馬総統の対決では、ともに33%の「引き分け」となった。
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馬総統の不人気理由は、「リーダーシップに欠ける」「景気を回復させられていない」が多い(中央社)  

 聯合報は調査結果に対し、2年前の総統選で馬総統に投票した有権者のうち半数近くの支持を失い、20%以上が民進党支持に転じたとの分析を示した。

 また、馬総統の施政に「満足」と回答した比率は27%に低下した。昨年8月に来襲した台風8号(アジア名・モーラコット)による水害対応の不手際から不満が高まった際の29%を下回り、就任以来最低を更新した。

 同調査の回答者は成人867人。国民党寄りの聯合報調査での今回の結果は馬総統の不人気を改めて裏付けた格好だが、「対立候補は蘇氏の方が蔡主席よりも戦いやすい」との判断の下、同紙が世論操作を狙っている可能性もある。