ニュース
その他製造
作成日：2010年3月19日_記事番号：T00021598
太陽電池の新日光が増資計画、鴻海が引き受けか
太陽電池メーカーの新日光能源（ネオソーラーパワー）は18日、資金調達規模40億台湾元（約110億円）以上に上る増資を実施すると発表した。市場では、太陽電池市場参入を正式表明した鴻海精密工業が増資を引き受け、提携関係を結ぶとの観測が出ている。19日付経済日報が報じた。
新日光は６月18日の株主総会で、7,000万株未満の第三者割当増資、および同じく7,000万株未満の新株または国際預託証券（ＧＤＲ）発行を決議する予定だ。発行する普通株の10～15％は従業員による購入に充てる方針。
証券会社は、新日光が増資を通じて戦略提携先の企業から25％に上る出資を受け入れると予測している。
新日光の提携先としては、昨年は台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）の名前が挙がっていたものの、ＴＳＭＣが茂迪科技（モーテック・インダストリーズ）との戦略提携を決めたため、新日光がどの企業を選ぶかに注目が集まっている。
