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コンパル・ウィストロン、テレビ組み立てで利益確保


ニュース 家電 作成日:2010年3月19日_記事番号:T00021601

コンパル・ウィストロン、テレビ組み立てで利益確保

 
 ノートパソコン受託生産大手、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)や緯創資通(ウィストロン)は、粗利益率が4~5%と低いノートPC受託生産のほか、同比率が7%以上に上る液晶テレビ組み立て事業にも力を入れ、利益確保につなげている。19日付電子時報が報じた。

 コンパルとウィストロンは、近年、液晶テレビ生産の外部委託を積極的に拡大するソニーや東芝など日系ブランドの主要委託先となっている。

 コンパルの顧客内訳は、東芝70%、日立20%、ソニー10%で、2009年の液晶テレビ出荷台数は340万台だった。今年は600万台を目指す。

 ウィストロンもソニー、東芝を主要顧客とし、昨年の250万台から、今年は倍増の500万~550万台を見込む。米家電量販店最大手のベスト・バイなどにも出荷している。

 業界関係者は、価格競争が激しいノートPCに比べ、急速に成長する液晶テレビ市場は受注獲得のためにそれほど価格を引き下げる必要がないと、利益を安定確保できる理由を説明した。