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全土で黄砂観測、今週水曜ごろ再襲来も


ニュース 社会 作成日:2010年3月22日_記事番号:T00021615

全土で黄砂観測、今週水曜ごろ再襲来も

 
 台湾全土で21日、中国大陸の砂漠などで強風により舞い上がった砂が偏西風に乗って飛来する「黄砂」が観測された。行政院環境保護署(環保署)によると、黄砂濃度は20年以上にわたる観測史上で最悪となった。環保署は、きょう22日の日中から大気の質は改善に向かうが、今週水曜日(24日)ごろに再度悪化の恐れがあり、黄砂飛来時は外出を控えるよう呼び掛けた。22日付蘋果日報などが報じた。
 
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「2010台北国道マラソン大会」が21日開催され、円山大飯店(グランドホテル)もかすむ黄砂の中、9,000人が力走した(21日=中央社)
 
 環保署の大気汚染指数(PSI)は21日午後9時現在で、全土76カ所の観測地点のうち、▽有害(300以上)、28カ所▽非常に不良(200~299)、5カ所▽不良(101~199)、25カ所──となった。

 馬偕紀念医院(台北市中山区)によると、21日は目の痛みやぜんそくなどの受診者が前日と比べて4割増えた。街中ではマスクを着用する人が目立ち、「息苦しい感じ」との声も聞かれた。同日、中国大陸に近い馬祖島の空港で視界不良から全日欠航となったほかは、台湾内の発着便は通常通り運航された。