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富邦金控、アモイ銀への直接出資検討


ニュース 金融 作成日:2010年3月22日_記事番号:T00021620

富邦金控、アモイ銀への直接出資検討

 
 富邦金融控股の龔天行総経理は19日、香港子会社の富邦銀行(香港)を通じて19.99%を出資する中国福建省のアモイ銀行について、必要に応じ、富邦金融控股または台北富邦銀行による直接投資に切り替える方針を明らかにした。20日付経済日報が伝えた。

 富邦金控は当初、富邦銀行(香港)と台北富邦銀が並行してアモイ銀行に出資する方式を検討していた。しかし、行政院金融監督管理委員会(金管会)が中国の銀行への出資について、台湾の母体行と子会社のいずれかによる単独出資しか認めない方針を示したため、富邦金控は見直しを余儀なくされた。

 龔総経理は「金管会など監督機関が(中台間の)金融開放は慎重かつ段階的に進めると説明しており、現時点では投資主体の調整を考えてはいない。海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)交渉の結果を見た上で、見直しの是非を決定したい」と説明した。