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開業医の処方薬簡易給付、基準を引き下げへ


ニュース 医薬 作成日:2010年3月22日_記事番号:T00021627

開業医の処方薬簡易給付、基準を引き下げへ

 
 全民健康保険費用協定委員会は先週、開業医の事務コスト削減を目的に導入している処方薬保険給付の簡易給付基準を引き下げる方針を固めた。現行の簡易給付基準では、患者1人当たりの処方薬保険給付額が25台湾元(約71.2円)を超えない場合、一律25元(3日累計で75元を上限)が給付される。同委はこれを1日当たり3元引き下げ、22元とする構えだ。22日付自由時報が伝えた。

 同委は簡易給付基準による保険給付額が年間100億元に上る現状からみて、基準引き下げで、12億元の節減につながると試算している。行政院衛生署中央健康保険局は、同委の答申を踏まえ、医療界の意見も反映して最終方針を決定する。

 医療関係者は「実費基準で計算した場合、給付額は1日当たり15~25元の範囲にとどまるため、簡易給付基準は無駄遣いに等しい。廃止を含めた改革が必要だ」と指摘した。