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古紙輸出を一時禁止へ、期間3カ月【図】


ニュース その他製造 作成日:2010年3月22日_記事番号:T00021636

古紙輸出を一時禁止へ、期間3カ月【図】

 
 呉敦義行政院長は19日、立法院での答弁で、古紙輸出の一時禁止措置を3カ月延長する方針を明らかにした。古紙の国際価格が上昇する中、台湾市場での相場上昇を抑制するのが狙いだ。20日付蘋果日報が伝えた。
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 林淑芬立法委員(民進党)は呉行政院長への質疑で、馬英九政権が古紙輸出を再解禁したため、古紙が中国に流れ、台湾市場で紙の価格が値上がりしていると指摘した。

 これに対し、呉行政院長は「国際経済情勢は予測が難しいが、古紙輸出をまず3カ月禁止することにした」と説明した。

 パルプと古紙の国際価格は昨年第2四半期以降、値上がりを続けており、古紙を原料とする工業用紙メーカーは苦境に立たされている。工業用紙大手の正隆紙業、永豊餘造紙、栄成紙業は、輸出禁止措置で古紙価格の上昇に歯止めがかかるとして、一様に歓迎している。

 台湾は2008年8月に古紙輸出を一時制限したものの、昨年8月に全面開放していた。