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1月経常性給与の年上昇率、過去3カ月で最高


ニュース その他分野 作成日:2010年3月23日_記事番号:T00021643

1月経常性給与の年上昇率、過去3カ月で最高

 
 行政院主計処の22日発表によると、1月の経常性給与平均額は前年同月比3.88%増の3万6,250台湾元(約10万2,600円)で、3カ月連続のプラス成長となり、伸び率も過去3カ月で最高となった。主計処は対象となる昨年の数値が金融危機発生の影響で低かったこと、および最近の景気回復傾向が伸び率拡大の要因と指摘した。ただ、前月比では0.21%の減少となった。23日工商時報などが伝えた。

 一方、1月の平均給与額(残業代やボーナスなど非経常性給与を含む)は5万3,812元で、前年同月比20.94%減少した。主計処は、昨年は1月に春節(旧正月)を迎え、ボーナス(年終奨金)支給が集中したためと説明した。なお、前月比では一部で1月にボーナスが支給されたことから25.75%増となった。

 また政府は先ごろ、全民健康保険の保険料率を現在の4.55%から5.17%に引き上げると発表したが、給与への影響について劉天賜・主計処第四局副局長は、「企業側の負担が増えることで今年の給与調整幅に一定の影響が出るが、雇用意欲には影響しない」との見方を示した。