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2月の失業率5.76%、6カ月ぶり上昇【図】


ニュース その他分野 作成日:2010年3月23日_記事番号:T00021644

2月の失業率5.76%、6カ月ぶり上昇【図】

 
 行政院主計処の22日発表によると、2月の失業率は5.76%となり、1月までの5カ月連続低下から一転して前月比0.08ポイントの上昇となった。ただ、季節調整を加えた後の失業率は同0.08ポイント低下の5.65%だった。23日付電子時報などが伝えた。
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 2月の失業者数は前月比8,000人増の63万4,000人で、うち事業所閉鎖など自己都合以外の原因によるものは同2,000人減の31万3,000人だったが、臨時または季節性業務の終了によるものが同7,000人増となった。劉天賜・主計処第四局副局長は、「春節(旧正月)用品販売など臨時の仕事や、学習塾や補修工事などの季節性の仕事が終了したため」と説明した。

 年齢別にみると、中高齢者(45~64歳)が前月比2,000人増、前年比でも6,000人増の14万4,000人で過去最多となったが、主計処は、「台湾の人口構成が変化した影響もあり、同年齢層では就業者数も前月比1万1,000人増加(350万8,000人)している」と指摘した。

 また、失業期間が1年を超える長期失業者数は同月11万8,000人となり、ITバブル崩壊で2003年末に記録した過去最悪を塗り替えた。