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金融
作成日：2010年3月23日_記事番号：T00021650
銀行の中国進出、ＥＣＦＡ支持を審査条件に
立法院財政委員会は22日、行政院金融監督管理委員会（金管会）から銀行の中国進出問題に関する報告を受け、中国への支店開設審査に当たり、銀行が海峡両岸経済協力枠組み協議（ＥＣＦＡ）に支持を表明することを審査条件に含めるよう金管会に求める臨時動議を可決した。23日付自由時報が伝えた。
これに対し、金管会は「そうした基準を設けるのは困難で、公平性にも難点がある」と慎重な姿勢を示す一方で、「財政委の決議内容は尊重する」と表明した。
ＥＣＦＡをめぐる賛否両論が対立する中、今回の決議は銀行に「踏み絵」を踏ませるもので、論議を呼びそうだ。
野党民進党の蔡其昌広報担当は「とんでもない話で、その論理でいくと、政府は将来民間の企業や工場の設立に際し、ＥＣＦＡ支持を求めるつもりなのか」と批判した。
