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台湾株式市場の加権指数、年内に1万P超えも=ゴールドマン


ニュース 金融 作成日:2010年3月23日_記事番号:T00021651

台湾株式市場の加権指数、年内に1万P超えも=ゴールドマン

 
 米証券大手、ゴールドマン・サックスのティモシー・ムー(慕天輝)アジア太平洋担当チーフストラテジストは22日、同社主催の「両岸科技論壇(中台ハイテクフォーラム)」で記者会見し、台湾株式市場の加権指数が年末時点で1万900ポイントまで上昇するとの強気の予測を明らかにした。23日付工商時報が伝えた。
 
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ティモシー・ムー氏は、今年と来年の台湾上場企業の増益率予測から見て、金融危機発生前の水準までほぼ回復が見込めると指摘した(22日=中央社)
 
 ムー氏は、台湾上場企業の増益率が今年は97%に達し、中台関係の緊密化で、台湾株の先行きは楽観視できると指摘した。その上で、「中台関係の好材料は、台湾株にまだ完全には反映されていない」と述べ、株価には依然として上昇余地があるとの認識を示した。

 ムー氏は「中国市場が輸出主体から内需主体へと転換していることは、台湾にとって大きなチャンスとなる。中国に進出した台湾企業は、製造業からサービス業へと徐々に業態が変化していく」と予測を示した。

 また、海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)については、「もし6月までに締結されれば、ハイテク業界で第2四半期のオフシーズンによる業績落ち込みを緩和する効果が期待できる」と指摘した。