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砂糖関税を緊急引き下げ、5月から半年間


ニュース 食品 作成日:2010年3月23日_記事番号:T00021655

砂糖関税を緊急引き下げ、5月から半年間

 
 財政部は近く、関税税率委員会を開き、粗糖と精製糖の関税率を5月から25%引き下げる緊急措置を決定する。期間は半年間を予定している。23日付工商時報が伝えた。

 今回の措置は、砂糖の国際価格が急騰し、食品業界から関税引き下げを求める声が上がったことを踏まえたもので、粗糖の関税率が現行の6.25%から4.6%に、精製糖の関税率が同17.5%から13.13%にそれぞれ引き下げられる。税収減は半年間で8,000万台湾元(約2億2,600万円)と見込まれる。

 台湾の砂糖需要量は年間55万~60万トンで、公営の台湾糖業(台糖)による自給率は10%にすぎず、残る90%を輸入に依存している。このため、食品業界は砂糖の国際相場による影響を受けやすい。

 関税引き下げには台糖が反対意向を表明していたが、先ごろ経済部は台糖、食品業界と調整を図り、引き下げ幅を当初要求の50%から25%に圧縮することで基本合意していた。