ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

和泰汽車と味全食品の創業者、黄烈火氏が死去


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2010年3月23日_記事番号:T00021659

和泰汽車と味全食品の創業者、黄烈火氏が死去

 
 トヨタの台湾総代理店、和泰汽車と食品大手の味全食品工業の創業者として知られる黄烈火氏が21日、心肺不全のため新竹市内の自宅で死去した。100歳だった。

 23日付経済日報などによると、黄氏は終戦直後の1947年に和泰汽車の前身、和泰商行を設立し、トヨタ車などの販売を手掛けた。また、84年には国瑞汽車を設立し、トヨタ車の現地組み立てを開始した。味全食品は53年に設立された和泰化学工業(翌年社名変更)が前身で、現在では総合食品メーカーへと発展した。

 黄氏は当初、味全食品の経営に力を入れ、和泰汽車の経営は同じ彰化県鹿港鎮出身の蘇燕輝氏に任せた。このため、和泰汽車は伝統的に黄、蘇両家が共同で経営に当たる形態が維持されてきた。和泰汽車は現在、黄、蘇両家が約30%の株式を保有している。

 和泰汽車は今年、役員改選を予定しており、引退する蘇燕輝董事長の後任には黄烈火氏の息子の黄南光氏、張重彦総経理の後任には蘇董事長の長男蘇純興氏の就任が確実視されている。これにより、黄、蘇両家による経営体制は「第3世代」に入ることになる。