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TPV、シャープから液晶テレビ受注


ニュース 家電 作成日:2010年3月23日_記事番号:T00021663

TPV、シャープから液晶テレビ受注

 
 23日付電子時報が業界関係者の話を基に伝えたところによると、液晶モニター受託生産世界最大手で、液晶テレビも手掛ける冠捷科技(TPVテクノロジー)が、シャープから液晶テレビの受注を獲得したもようだ。今年2月、シャープ製液晶テレビの代理販売を手掛ける三井物産が、TPVに20%の出資を行って第2株主となっており、これが今回の受注につながったとみられる。

 TPVは、中国国営の中国電子信息産業集団(CEC)が出資比率30%で筆頭株主だ。シャープは、CEC傘下の南京中電熊猫信息産業集団(CECパンダ)が南京市と合弁で設立した南京中電熊猫液晶顕示科技と提携している。さらにTPVの宣建生主席はCECパンダでかつて董事を務めており、こうした関係が、三井物産によるTPVへの出資、シャープによる生産委託の鍵となったようだ。

 TPVはシャープのほか、東芝、ビジオ(Vizio)、LGエレクトロニクス、フィリップス、海爾集団(ハイアール)、康佳(コンカ)など中国家電大手からも液晶テレビを受注しており、今年の出荷台数は1,800万台以上と予測される。