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日東電工がITOフィルム値下げか,、台湾タッチパネルメーカーに恩恵も


ニュース 電子 作成日:2010年3月23日_記事番号:T00021665

日東電工がITOフィルム値下げか,、台湾タッチパネルメーカーに恩恵も

 
 タッチパネル材料コストの約50%を占める需要部品、ITO(酸化インジウムスズ)フィルム日系大手の日東電工が、最大30%の値下げを行ったとの観測が伝えられている。これにより日東電工からITOフィルムを調達する台湾のタッチパネルメーカー、洋華光電(ヤング・ファスト・オプトエレクトロニクス)や介面光電(Jタッチ)の利益向上に貢献しそうだ。23日付電子時報が報じた。

 抵抗膜方式タッチパネルに不可欠で、静電容量方式タッチパネルでも一部採用されているITOフィルムは、タッチパネル搭載携帯電話の急速な普及に伴い、需要が高まっている。

 しかしITOフィルム業界では、既存メーカーが生産能力の拡充に努め、さらに台湾の光学フィルムメーカーの新規参入が相次ぐ中、現段階で供給不足の懸念はないという。

 こうした状況を受け、大規模な生産能力を保有し、安定した品質から台湾タッチパネルメーカーの最優先調達先となっていた日東電工も、顧客確保のために値下げを余儀なくされたもようだ。