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TSMC董事長、半導体市場見通しを上方修正


ニュース 電子 作成日:2010年3月23日_記事番号:T00021666

TSMC董事長、半導体市場見通しを上方修正

 
 台湾積体電路製造(TSMC)の張忠謀董事長は22日、ゴールドマン・サックス主催の「両岸科技論壇(中台ハイテクフォーラム)」に出席し、世界の半導体市場の生産額成長率を1月時点の予測値の前年比18%から22%へと上方修正した。23日付工商時報が伝えた。

 張董事長は「昨年下半期は半導体市場が既に回復しており、比較対象が高いため、今年下半期の伸びは鈍る」とした上で、「通年で見れば、半導体市場は下半期も高い水準の伸びが持続する」との見方を示した。

 また、TSMCが設備投資を大幅に拡大していることについて張董事長は、「顧客の需要によるもので、懸念する必要はない」と説明した。

 さらに、ウエハー生産の中国進出に関しては、「米国は既に中国への12インチウエハー工場設置を解禁した。台湾と米国の政策に3~4年のタイムラグがあることからみて、台湾は1~2年後に12インチウエハー工場の対中投資を解禁するのではないか」との認識を示した。