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ECFA党首討論、馬総統が前向き姿勢


ニュース 政治 作成日:2010年3月24日_記事番号:T00021674

ECFA党首討論、馬総統が前向き姿勢

 
 中国時報が23日に発表した世論調査によると、現在中台間で交渉が進められている海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)締結について「政府と野党民進党による公開討論会の開催」を支持する声が67.1%に上ったことを受け、馬英九総統(国民党主席)が「民進党が誠意をもって対話に臨むのであれば、いかなる形式でも応じる」と前向きな姿勢を示していることを国民党文化伝播委員会の蘇俊賓主任委員が明らかにした。民進党側でも公開討論に応じるべきとの声が上がっており、国民党、民進党両主席による史上初の一騎打ち実現の可能性が高まっている。24日付中国時報が報じた。

 中国時報が先ごろ、呉敦義行政院長および蔡英文民進党主席に対して「ECFA公開討論会」への招待状を出したところ、呉行政院長は「蔡主席が望むなら、喜んで応じる」と表明した。しかし、民進党側は「馬総統こそがECFA締結の最終決定者」として、討論の相手が馬総統であれば応じるとの構えを見せている。

 ただ民進党の一部では、「相手が誰であれ討論に応じ、なぜ住民投票を実施しないかなど市民が抱える疑問を政府に知らしめるべき」との声もあり、馬総統以外との対決となる可能性もある。