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環境保護署、汚染工場28カ所のリスト公表


ニュース その他分野 作成日:2010年3月24日_記事番号:T00021677

環境保護署、汚染工場28カ所のリスト公表

 
 行政院環境保護署(環保署)は23日、台湾全土で鉄鋼、めっき、染料、皮革、木材防腐化工などの工場50カ所を対象に環境汚染実態を調査したところ、28カ所で環境汚染が見つかったとして、リストを公表した。リストには台北県板橋市中心部の厚生化学工場跡などが含まれている。24日付自由時報が伝えた。

 環保署は各自治体の環境保護局に対し、土壌地下水汚染整治法(土壌地下水汚染防止法)に基づき、問題の汚染地を法的管理対象の「控制場址」に速やかに指定するよう求めた。県市別では、桃園県が9カ所、台北県、高雄市、高雄県が4カ所、台南県が2カ所、台北市、台中県、南投県、台南市、屏東県が各1カ所となっている。

 このうち、板橋市の中山路と漢生東路の交差点に位置する厚生化学工場跡(面積1万4,000平方メートル)では、土壌と地下水の双方で環境基準を上回る汚染が見つかり、TPH(全石油系炭化水素)が環境基準の4.07倍に達したほか、地下水からは環境基準の1.45倍に相当するトリクロロエチレンが検出された。同跡地は現在、駐車場やボーリング場などとして利用されている。

 同跡地は再開発が進む新板橋車站特定専用区(通称・新板特区)に隣接しており、周辺の住宅価格などにも微妙な影響が予想される。