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マンゴー深刻な不作か、日本への輸出困難も


ニュース 農林水産 作成日:2010年3月24日_記事番号:T00021678

マンゴー深刻な不作か、日本への輸出困難も

 
 マンゴーの主要産地、台南県や屏東県では、授粉作業後の経過が思わしくなく、着果率は15%程度にとどまっており、今年は深刻な不作になることが懸念されている。開花シーズンに当たった春節(旧正月)期間、天候が厳しく冷え込んだことが原因とみられる。近年、日本にも輸出されている台南県のアーウィン種は、今年は日本への輸出分が確保できない恐れも指摘されている。24日付聯合報が伝えた。

 台南県南化郷のマンゴー農家は、栽培を始めて20数年で最悪の状況だと語る。マンゴーは春節前後に開花の時期を迎え、授粉時期が春節前のものは比較的着果率が良いが、春節後のものは悪く、寒波で昼夜の温度差が14~15度に達したことが影響したとみている。

 行政院農業委員会・台南区農業改良場の研究者は、寒波などの気候による影響は原因の一つとして考えられるが、さらに調査が必要だと述べ、1カ月後の袋がけの時期に今年の着果状況がより明らかになると語った。