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遠東航空、7月の運航再開が目標


ニュース 運輸 作成日:2010年3月24日_記事番号:T00021679

遠東航空、7月の運航再開が目標

 
 経営再建中の遠東航空(ファーイースタン・エア・トランスポート)に出資した樺福建設の張綱維董事長は23日、再建チームの会合後、記者団に対し、4月12日の債権者会議で再建案に対する承認を取り付け、7月の運航再開を目指す考えを示した。24日付工商時報が伝えた。

 遠東航空は今月12日にも債権者会議を開いたが、債権団との交渉が妥結せずに流会となった。張董事長によると、政府系銀行や一部債権者から既に再建計画に対する支持を取り付けたという。主要債権行の遠東国際商業銀行は態度表明を保留しているが、再建計画は過半数の賛成を得ればよいため、4月の債権者会議で承認される可能性が高まった。

 裁判所による審査の結果、遠東航空の負債総額は124億台湾元(約352億円)で、同社は償還優先度によって負債を3種類に分類し、順次償還を進める方針だ。

 運航再開後は瀋陽、重慶などの中台路線、金門、馬祖、花蓮線の運航を計画。さらに、松山~上海虹橋線への就航も目指す。