市中銀行は景気回復を受け、支店の新設や改装、移転などを本格化する。ＨＳＢＣ（香港上海匯豊銀行）、スタンダード・チャータード銀行（渣打国際商業銀行）、ＤＢＳ（星展銀行）などの外資系銀行が少なくとも30支店の開設を予定しているほか、元大商業銀行と遠東国際商業銀行は経営を引き継いだ旧慶豊商業銀行の店舗30カ所の改装、移転を進める方針だ。24日付工商時報が伝えた。
外資系銀行では、ＨＳＢＣが中華銀行から引き継いだ支店13カ所分の免許を保有しており、台北周辺のほか、桃園、新竹、苗栗地区で年内に支店開設を予定している。スタンダード・チャータード銀も５支店を年内に開設予定だ。
地場銀行では、遠東銀が旧慶豊銀の店舗14カ所を４月３日に開業する。元大銀は旧慶豊銀の店舗を活用し、年内にも支店網100カ所を達成する構えだ。
