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UMCの和艦科技買収、手続きが始動


ニュース 電子 作成日:2010年3月24日_記事番号:T00021695

UMCの和艦科技買収、手続きが始動

 
 中国のウエハー工場に対する投資規制が緩和されたことを受け、聯華電子(UMC)は系列の半導体受託生産企業(ファウンドリー)の和艦科技(江蘇省蘇州市)に対する買収手続きを始動する。

 24日付工商時報によると、UMCは4月初めにも董事会を開き、株式交換方式、買収手続きの日程などについて決定し、6月15日に開かれる株主総会で正式決定する方針だ。

 和艦科技は2期連続で赤字となっているため、当初計画していた株式交換比率は見直しが必要となった。和艦科技は今週から大株主に対し、買収代金を現金15%、UMCの金庫株85%で充てる方式を打診しているもようだ。この場合、UMCは増資を行う必要もなく、株式の希釈化も回避できる。

 UMCは昨年の定時株主総会で和艦科技の合併を決議しており、当初計画では増資を行い、2億8,500万米ドルで和艦科技を買収することになっていた。

 和艦科技は曹興誠UMC名誉董事長らが2001年に当時の対中投資規制を避けるため、元社員による出資という変則形式で設立された。