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コンパルのベトナム生産計画進まず、部品メーカー困惑


ニュース 電子 作成日:2010年3月24日_記事番号:T00021697

コンパルのベトナム生産計画進まず、部品メーカー困惑

 
 ノートパソコン受託生産大手、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)のベトナム生産計画は、以前は今年第3四半期に操業開始との観測が出たものの、陳瑞聡総経理が先日、2010年末か11年に稼働と語るなど、具体的なスケジュールがいまだ明らかにならない状態だ。このため、ともにベトナムへの進出を決めた部品メーカーに困惑が広がっている。24日付電子時報が報じた。

 散熱モジュールの力致科技(フォーセコン・テク)はこのほど、ベトナム子会社への投資額1,000万米ドルを引き上げ、現地の資金を3万米ドルに縮小した。ヒンジの新日興企業(SZS)は、コンパルからの通知を待っている状態だと説明した。

 コンパルのベトナム投資計画は当初、08年末に試験生産、09年に量産の予定だったが、08年下半期の金融危機発生で受注が減少し、中国江蘇省の昆山工場で十分賄えるようになった上、ベトナムでストライキが多発したことで延期された。コンパルは今年受注が拡大しているが、昆山工場の生産能力を拡張し、下半期から稼働させて対応する予定だ。