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阿里山森林鉄路のBOT契約、林務局が解除


ニュース 運輸 作成日:2010年3月25日_記事番号:T00021703

阿里山森林鉄路のBOT契約、林務局が解除

 
 行政院農業委員会林務局は24日、昨年の台風8号(アジア名・モーラコット)で被害を受けた阿里山森林鉄路について、運営権を持つ宏都阿里山公司が復旧に積極的に取り組んでいないとして、同社とのBOT(建設・運営・譲渡)契約を解除したと発表した。今後は政府主導で復旧が進められる見通しだ。25日付自由時報が伝えた。

 阿里山森林鉄路は台風8号で竹崎~山頂部の線路が被害を受け、7カ月以上にわたり運休している。林務局は祝山、神木などの景勝地を通る区間の復旧作業を3月末までに終え、4月初めにも運転を再開するとしている。また、全面的な運転再開は来年末を見込んでいる。

 宏都阿里山公司は「一方的な契約解除は不合理で不公平だ。8億台湾元(約23億2,000万円)を投じた北門駅の観光ホテルが6月に営業開始を予定しており、契約解除は民間資産を強奪するに等しい」と反発している。