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「角地税」徴収、台北市が検討


ニュース 建設 作成日:2010年3月25日_記事番号:T00021710

「角地税」徴収、台北市が検討

 
 台北市政府は、交差点や路地の入り口などの角地にある商業用不動産物件に対し、房屋税(建物固定資産税)の加重課税を来年7月から導入する方向で検討している。住宅物件は対象に含まれない。25日付自由時報が伝えた。

 台北市の新税構想は、「豪邸税」「景観税」に続くものだ。構想中の「角地税」は角地を指す台湾語「三角窗(サーカッタン)」から「三角窗房屋税」と呼ばれている。角地で商売を営む事業者にとっては、新たな税負担を強いられる形となり、物件の賃貸料や商品価格に転嫁されれば、一般市民にも負担が及ぶだけに反発も予想される。

 台北市税捐稽徵処は2月から5月までの予定で市内の角地の実態調査を行っており、それを基に課税案をまとめ、8月中旬にも台北市不動産評価委員会で審議する方針だ。早ければ9月にも公告を行う。実質的な徴収は2012年5月からとなる見通しだ。