宏達国際電子（ＨＴＣ）は24日、米スプリント・ネクステルと共同で、世界初となる第４世代（４Ｇ）の高速無線通信規格WiMAX（ワイマックス）対応スマートフォン「HTC EVO 4G」を発表した。発売時期は今夏の予定。業界では、年内の販売台数は50万台を超えると予想されている。25日付工商時報が伝えた。
ＨＴＣの周永明ＣＥＯ（左）とダン・ヘス・スプリントＣＥＯ（右）。世界初の４Ｇスマートフォン、「ＥＶＯ」を一目見ようと、約200人収容の発表会場に300人以上が詰め掛けた（24日＝中央社）
「HTC EVO 4G」は、グーグルのモバイルプラットフォーム「アンドロイド2.1」搭載で、4.3インチのタッチパネルを採用し、厚さは1.3センチ以下だ。WiMAXのほか、３Ｇの「CDMA2000 EV－DO」にも対応している。
スプリントのWiMAX網は現在、全米の27都市に広がり、ユーザー数は3,000万件。今後もネットワーク拡大を進め、年末までにユーザー数１億2,000万件を目指す。
