ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

年の差66歳!96歳初婚男性が30歳妻と結婚


ニュース 社会 作成日:2010年3月26日_記事番号:T00021732

年の差66歳!96歳初婚男性が30歳妻と結婚

 
 愛があれば年の差なんて――中国語で「老少配」とよばれる「年齢の離れたカップル」は何かと話題になることが多い。2004年にはノーベル賞物理学者の中国系米国人、楊振寧氏(当時82)が54歳年下の翁帆さん(28)と結婚して世間を驚かせたが、台湾にはまだまだ上がいた。

 夫は、台南県南化郷の霊山古廟「元皇宮」で廟祝(道教寺院の管理人)を務める林忠さん(96)、妻は中国湖南省出身の邢換平さん(30)のカップルだ。年齢差はなんと66歳というから、お爺さんと孫娘が結婚したようなもの。恐らく台湾一の「老少配」だろう。

 林さんは16歳から道教の道場で修行をし、その後卵の商売でひともうけしたが、結婚はせず養子2人をもらい育てた。54年前に神のお告げを聞いた林さんは、事業をやめて台南県の山奥に土地を購入。そこに廟を建て、神を祭り暮らすようになった。

 養子が結婚して独立した後も林さんは、廟で一人暮らしを続けていたが、年をとるにつれ孤独を感じていたらしい。3年前に再び神のお告げを聞き、友人と中国へ旅行したところ、湖南省のとある村で当時27歳だった邢さんと出会い、結婚を決意。去年中国で結婚式を挙げた。健康でかくしゃくとしている林さんだが、「もう性的能力はないから、初夜は何事もなかった」のだとか。目下、中国から妻を呼び寄せる手続きをしているという。

 一方、林さんに毎月生活費を渡しているという養子の林国宏さん(68)は、「養父は経済力もなく、もう子どもを作ることもできない。こんな結婚は意味がない」と大反対。内政部に偽装結婚だと通報した。これについて林さんは、「親不孝者め!わしは生涯未婚だったのに、結婚して何が悪い」と怒りを爆発させている。

 ちなみに、林さんの廟は、病気などに霊験あらたかと評判で、かつては各地から信者を集めたとか。しかし林さんの偏屈で激しい気性が災いし、10人以上いた弟子も逃げ出し、金銭トラブルも絶えないことから、ここ数年は参拝者もなく閑散とした状態。しかし最近林さんが若い嫁をもらったとのうわさが広まり、にぎわいが戻っているという。