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中台政治交渉に「時刻表なし」=王毅・中国国台弁主任


ニュース 政治 作成日:2010年3月26日_記事番号:T00021733

中台政治交渉に「時刻表なし」=王毅・中国国台弁主任

 
 中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)の王毅主任はこのほど、香港の時事週刊誌「亜洲週刊」とのインタビューで初めて中台間の政治交渉についての認識を明らかにし、「大陸(中国)と台湾の間で現在、政治的な交渉に関するタイムテーブルはない」と語った。その上で、「両岸(中台)には依然、政治面で見解の相違が多く存在する」として、まず中台の学者、専門家による交流から着手し、徐々に共通認識を形成していきたいとの考えを示した。26日付工商時報が報じた。

 王主任はまた、「『一つの中国』の原則に立つならば、いかなる話し合いも可能」との従来からの立場を強調し、「両岸住民がともに納得する形で平和的統一が実現すれば、双方にとって最大の利益を生む」と話した。

 今後の中台交流拡大については、まずできるだけ早く海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)を締結し、その後、農業を含む産業間の提携拡大、および学歴の相互承認などの実現を進めたいと語った。