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富喬工業、第2ガラス繊維工場が稼働


ニュース その他製造 作成日:2010年3月26日_記事番号:T00021747

富喬工業、第2ガラス繊維工場が稼働

 
 富喬工業(フルテック・ファイバー・グラス)は25日、中部科学園区虎尾園区(雲林県虎尾鎮)のガラス繊維用の第2工場で溶融炉の火入れ式を行った。第2工場の投資額は54億台湾元(約157億円)、年産能力は第1工場を25%上回る4万5,000トンで、5月に量産に入る。26日付工商時報が伝えた。

 同工場が量産に入る第2四半期は、台湾の同業他社が年次保守に入り、米系他社も生産コスト割れを理由に相次ぎ操業停止や廃業を計画しており、供給がひっ迫するもようだ。このため、富喬は新たな生産能力を利用して、主要サプライヤーの役割を果たすものとみられる。

 ガラス繊維は昨年第4四半期から供給不足が続き、価格上昇が続いている。3月のオファー価格は繊維が20%、クロスが35%上昇、4月も引き続き上昇する見込みだ。同社は今年は年間を通じて需要が供給を大きく上回るとみて、業績を楽観視している。