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作成日：2010年3月26日_記事番号：T00021752
英冠達、東芝のオールインワンＰＣ受託か
26日付電子時報によると、液晶モニター受託生産世界最大手、冠捷科技（ＴＰＶテクノロジー）とノートパソコン受託生産大手、英業達（インベンテック）の合弁会社で、オールインワン（モニター一体型、ＡＩＯ）ＰＣの受託生産を手掛ける英冠達（ＴＰＶ－インベンタ・テクノロジー）が、東芝から受注を獲得し、第２四半期に出荷を開始するとの観測が出ている。今年から営業を開始した英冠達は、東芝以外の顧客も獲得に全力を挙げており、今年のオールインワンＰＣ出荷台数100万台を見込んでいるという。
オールインワンＰＣ市場では、高いシェアを占めるソニー、ＮＥＣに比べ、東芝は参入が遅く、販売も日本市場にとどまっていた。しかし今年は、ハイエンドでマルチメディア機能の充実をうたった「Qosmio」シリーズの欧米市場開拓を目指す方針とされ、第２四半期から海外での大規模な広告戦略を開始するとみられる。
業界関係者によると、東芝はノートＰＣの生産をインベンテックに委託している関係から、オールインワンＰＣ生産の主要委託先として英冠達を選択したとされる。
