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作成日:2010年3月26日_記事番号:T00021754
ネットブック旧世代機種、価格が4割超下落
低価格ノートパソコン(ネットブック)は一時期のブームが過ぎ去り、さらにインテルのネットブック向け新プラットフォーム「Pine Trail-M」を搭載した第2世代機種が登場したことで、各メーカーは中央処理装置(CPU)に「Atom N280」を採用した旧世代機種の在庫消化を急いでおり、価格が発売時に比べ4割以上下落している。26日付電子時報が報じた。
ネットブックの売れ行きは、第2世代機種の登場で再び上向くと期待されていた。しかし、価格競争が予想以上に進み、多くのメーカーが第2世代機種の研究開発(R&D)やマーケティングの規模を縮小。さらに最近は旧世代機種の価格引き下げで在庫消化を進める一方、一般ノートパソコンに注力しているという。
華碩電脳(ASUS)、宏碁(エイサー)の旧機種は既に約1万台湾元(約2万9,000円)まで下がっており、ASUSの「Eee PC 1005HA」では9,500元も出現している。
このほか、インテルはコンシューマー向け超低電圧(CULV)プラットフォームの性能を向上させることで価格を引き上げ、ネットブック向けとの差別化を図ったが、その効果はあまり出ておらず、エイサー、微星科技(MSI)などノートPCメーカーは値下げによって旧機種の在庫消化に努めている。