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南亜科技、600億元規模の現金増資へ


ニュース 電子 作成日:2010年3月26日_記事番号:T00021756

南亜科技、600億元規模の現金増資へ


 台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下のDRAMメーカー、南亜科技は25日の董事会で、20億株を上限とする株式発行による現金増資の実施を決議した。同日終値から計算すると、調達資金は最高で618億台湾元(約1,800億円)に達し、今年の同社設備投資予算200億元を大きく上回る台湾産業界で今年最大の現金増資案件となる。増資後の実収資本額は最高で540億4,700万元に達する見通し。26日付工商時報が伝えた。

 新たに発行する20億株は、従業員による購入が2億株以内、投資家による市場を通じた購入は18億株以内。用途は設備投資、および債務の償還、運営資金への充当としている。

 なお、今年の業界景気を強く好感する南亜科技は、4月も引き続きDRAM契約価格が上昇し、さらに同社製造プロセスの移行が完了して第2四半期から新たな生産ラインが稼働するとして、今年は2月が売上高の最低点で、オフシーズンの影響を受けない1年となるとの認識を示した。