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台鉄台北駅トイレを「5つ星」に、汚名返上へ5千万元投入


ニュース 社会 作成日:2010年3月29日_記事番号:T00021760

台鉄台北駅トイレを「5つ星」に、汚名返上へ5千万元投入

 
 台湾鉄路(台鉄)台北駅の構内トイレは、「不潔」と悪評高く、旅客満足度調査で常に最下位を争ってきた。しかしこのほど台鉄は、同駅トイレ改装工事に5,000万台湾元(約1億4,500万円)を投じ、「5つ星」クラスのトイレにすることを決定した。工事は6月から10カ月かけて行われ、早ければ来年4月にも新しく生まれ変わったトイレがお目見えする。29日付自由時報が報じた。

 同紙記者が28日、実際に台北駅トイレを調査したところ、1階西側の男子トイレの洗面台には旅客が残した嘔吐(おうと)物が詰まっていたという。利用者からも「台鉄のトイレは通気が悪くて変なにおいがする」「MRT(都市交通システム)や台湾高速鉄路(高鉄)とは比べものにならないほどひどい。改善すべき」と不満の声が聞かれた。

 このほか、身体障害者団体からも台鉄のトイレは評判が悪く「台湾20大障壁」に選出されている。

 范植谷・台鉄局長は「台鉄トイレは長らく耐久性だけを求め、清潔さや美観などは考慮していなかった」と認め、今回汚名返上に改装を決めたという。

 改装は台鉄東部線18カ所でも行われ、総経費は約6億7,000万元が計画されている。