台北市を中心に公共交通機関用のＩＣカードとして定着している悠遊カード（イージーカード）が４月１日よりコンビニエンスストアをはじめ、スーパーマーケットやドラッグストアなど計24チェーン、１万店舗以上の少額消費に利用可能となるが、悠遊カード公司の連勝文董事長は28日、５月からコーヒーチェーンの85度Ｃ、６月からは太平洋崇光百貨（太平洋そごう）、誠品書店（eslite Bookstore）でも利用可能とな
ることを明らかにした。29日付聯合報などが伝えた。
悠遊カード発行10周年イベントに出席した連勝文董事長（後列右）と、馬英九総統（後列中）、郝龍斌台北市長（後列左）（28日＝中央社）
悠遊カードは現在累計発行枚数1,800万枚を突破、今後少額消費サービスを通じて年間８億元～10億台湾元（約23億～26億円）の商機が見込めるという。連董事長は、「今後さらに利用サービスを拡大し、３年以内に香港の八達通カード（オクトパスカード）を超えて、世界一の規模を目指したい」と、抱負を語った。
