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ECFAアーリーハーベスト、百貨・小売業を盛り込みか


ニュース 商業・サービス 作成日:2010年3月29日_記事番号:T00021764

ECFAアーリーハーベスト、百貨・小売業を盛り込みか

 
 台湾を訪問した中国商務部の姜増偉副部長は26日、百貨・小売業が海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)のアーリーハーベスト(関税の早期引き下げ)の対象項目に盛り込まれるか否かを問われた際、「そうした実際的な問題は現段階では答えられない」としながらも、「サービス業と貿易はもともとアーリーハーベストの交渉範囲であり、現在関連作業の対応に当たっている」と述べ、盛り込まれる可能性が高いことを示唆した。27日付蘋果日報が報じた。
 
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姜増偉副部長(中)は台プラグループの第6ナフサ分解プラント(雲林県麦寮郷)や統一企業(ユニプレジデント)などを訪問した(中央社)
 
 姜副部長は今回、「両岸百貨零售業品牌経営高峰論壇(中台百貨小売ブランド経営フォーラム)」に参加するため訪台したが、翌週にECFAの第2回交渉が控えているため、官位の高さもあって言動が注目されていた。

 台湾は卸売・小売業のアーリーハーベストへの盛り込みを希望しており、姜副部長の発言に対し経済部は「中国は外資流通業の拠点設置に依然多くの制限を設けており、アーリーハーベストへの盛り込みが実現すれば、小売業者の中国市場開拓にメリットが大きい」とコメントした。