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大潤発、中国量販市場で初の通年首位に


ニュース 商業・サービス 作成日:2010年3月29日_記事番号:T00021765

大潤発、中国量販市場で初の通年首位に

 
 大手量販店、大潤発(RTマート)は昨年中国市場で404億人民元(約5,475億円)の売上高を上げ、通年で初めてカルフール中国を抜いて首位となった。中国大潤発の黄明端執行長(CEO)は、今年は前年比25%増の売上505億人民元を目指し、店舗網も現在の125店から年末時点で160店を目指す。27日付蘋果日報が報じた。

 26日開かれた「両岸百貨零售業品牌経営高峰論壇(中台百貨小売ブランド経営フォーラム)」に出席した中国商務部の姜増偉副部長は開幕のあいさつで「中華民族のブランドが国際大手企業を越えるのは容易なことではない」とRTマートを賞賛。これを受けて黄執行長は、「中国大潤発の成功は、各地で好まれる味や各節句で必要とされる商品など、中国の消費者の需要を外国企業よりもよく理解していることにある」と指摘。一方で、「他の大手4社にいつまた追い抜かれるか分からず、戦々恐々としている」と語り、今後も気を緩めず競争に当たる考えを示した。

 中国大潤発は昨年、1店舗当たりの平均売上高も3億3,000万人民元と、カルフール中国の2億3,000万元、ウォルマートの1億9,000万元を上回った。