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電子廃棄物リサイクルの佳龍、第3工場に着工


ニュース 電子 作成日:2010年3月29日_記事番号:T00021774

電子廃棄物リサイクルの佳龍、第3工場に着工

 
 電子廃棄物の回収・処理最大手の佳龍科技工程(スーパー・ドラゴン・テクノロジー)は28日、桃園県環保科技園区(同県観音郷)で、企業本部および第3工場の着工式を行った。投資額20億台湾元(約58億円)で、工場は今年9月に完成する見通しだ。29日付工商時報が報じた。

 同社事業の売上構成比は貴金属回収50%、半導体薄膜洗浄関連サービスが10%、半導体応用材料事業が40%を占める。世界で唯一、物理的分離方式による電子廃棄物の細分処理を行っており、金属部分からプラチナ、金、銀、銅などを抽出したり、筐体(きょうたい)など非金属部分を建築材料などに再生させている。

 呉界欣同社総経理は、「欧米は電子廃棄物産業をごみ・汚染産業扱いして依然発展させていない一方、当社は台湾IT(情報技術)産業の川上・川下と緊密に連携して世界で唯一、システム的な回収技術を擁している」と自社の強みをアピール。今後数年内に新たなライバルの市場参入が見込まれるとして、これに先行すべく世界展開を進める方針も示した。