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ウィンテック、タッチパネルで業績急拡大


ニュース 電子 作成日:2010年3月29日_記事番号:T00021779

ウィンテック、タッチパネルで業績急拡大

 
 携帯電話メーカー各社がタッチパネルの調達を拡大する中、中小型液晶パネル大手、勝華科技(ウィンテック)は今年、米アップルのタブレット型PC「iPad(アイパッド)」向けタッチパネルで宸鴻光電科技(TPKタッチ・ソリューションズ)を上回る最大の納入業者に浮上した。ウィンテックはノキアからもタッチパネルを大口受注しており、今年は業績の急拡大が見込まれている。29日付経済日報が伝えた。

 業界関係者は「iPad向けタッチパネルはウィンテックとTPKが2大供給業者だが、TPKの納品が不安定で、良品率が向上しないため、アップル側が発注先をウィンテックにシフトした」と指摘した。現在の発注比率はウィンテック80%、TPK20%の割合とされる。

 アップル側はウィンテックの中国工場に社員を派遣し、生産能力を全量iPad向けに振り向けるよう要求しているという。iPadの発売時期は当初の今月26日から4月3日に延期されており、背景にはこれ以上発売が遅れることは許されないアップル側の事情がある。

 ウィンテックは28日、「個別顧客に関してはコメントできない」として、事実関係の確認を避けた。