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液晶パネル価格、4月は小幅下落へ


ニュース 電子 作成日:2010年3月29日_記事番号:T00021781

液晶パネル価格、4月は小幅下落へ

 
 非需要期の第2四半期入りを前に、液晶パネル価格は4月、2~5米ドルの下落を見るという予測が市場調査機関、IDCより示された。27日付経済日報が報じた。

 アイサプライ(iSuppli)によると、現在中国市場で液晶テレビの在庫水準は通常値の2週間を上回っており、液晶モニターも通常値の4週間を上回る4~5週間となっている。IDCの徐美雯アナリストは、この状況の下、中国地場メーカーが液晶パネルの調達ペースを落とすため、4月下旬にテレビ用パネルが3~5米ドル下落するとみている。また、モニター用パネルについても、液晶テレビの生産減により空きの出た生産ラインでモニター用が生産されて供給が増えるため、4月下旬に2~3米ドルの下落を予想している。

 ディスプレイサーチは、中国で液晶テレビ用パネル、特に40インチ以上の大型の需要が減退しており、ブランドメーカーが液晶パネルメーカーに価格引き下げを求めるなど、下落圧力が強まっていると指摘した。

 このほか、ウィッツビューの張小彪研究部主管も、製品在庫の高まりと非需要期のため第2四半期の市況に慎重な見方で、4月は小幅な下落が起きるとしている。