中央大学台湾経済発展研究センター（台経中心）が29日発表した３月の消費者信頼感指数（ＣＣＩ）は、前月比1.17ポイント上昇の74.33ポイントで、上昇は７カ月連続、過去57カ月で最高となった。30日付経済日報が伝えた。
ＣＣＩを構成する６項目中、最も上昇幅が大きかったのは「今後半年間の台湾の景気」で、前月比２ポイント上昇の67.65ポイント。続いて「今後半年間の物価水準」が1.8ポイント上昇の45.50ポイントだった。その他、上昇幅の大きい順に、▽家庭の経済状況、68.5ポイント（1.25ポイント上昇）▽耐久性消費財（住宅、自動車など）購入のチャンス、102.05ポイント（1.05ポイント上昇）▽就業機会、62.55ポイント（0.60ポイント上昇）▽株式投資のチャンス、99.70ポイント（0.30ポイント上昇）──だった。
６項目すべてが前月比上昇となったが、「楽観傾向」を示す100ポイントを上回ったのは「耐久性消費財購入のチャンス」の１項目のみで、その他５項目は依然、100ポイントを下回る「悲観傾向」にとどまった。
また、「今後半年間の株式投資のチャンス」について中央大学は、同調査が始まって以来の高ポイントを記録し、楽観傾向の基準に近付いていると指摘した。
