雑誌「数位時代」が台湾で初めて実施した「緑色品牌（エコロジー・ブランド）」ランキングが29日に発表され、ＩＴ（情報技術）製品でソニーが、家電でパナソニックが、交通運輸部門ではトヨタが第１位を獲得した。台湾ブランドでは観光・ホテル・レジャー部門で地場食材を積極的に使用する永豊棧酒店（テンパスホテル台中）が、医療サービス部門で電子カルテシステムを導入している台北医学大学附設医院がランクインした。ただ全体としては日本をはじめ海外勢が上位を占める結果となった。30日付蘋果日報が報じた。
今回の調査はまず、主催者、インターネットユーザー、企業が自由に推薦ブランドを挙げ、その後6,179人のネットユーザーおよび専門家が、ブランドの製品、サービス、経営方針などが環境保護の理念に合致しているかどうかを評価した。
首位獲得に対し、トヨタ台湾総代理の和泰汽車は、「補修工場の８割以上が、メンテナンスで使用するオイルを缶ではなく、備え付けのタンクに貯蔵しており、年間200万個の空き缶の使用を減らしている」と環境保護への取り組みを強調した。
