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ステンレス2社、4月は3%超値上げへ


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2010年3月30日_記事番号:T00021802

ステンレス2社、4月は3%超値上げへ

 
 ステンレス大手、燁聯鋼鉄(YUSCO)と唐栄鉄工廠は、きょう(30日)発表の4月分の台湾域内・輸出向けオファー価格を全面的に引き上げる。ニッケル国際価格の高騰が続いていることを受けたもので、熱延、冷延など主要製品の域内価格の上げ幅は1トン当たり3,000~4,000台湾元(約8,700~1万1,600円)、平均3%以上となる見込みだ。30日付工商時報が伝えた。

 YUSCOによると、ニッケルの3月平均価格は1トン当たり2万2,176米ドルと、前月比3,200米ドル上昇、29日には2万4,600米ドル前後と一昨年末以来の最高値を更新した。YUSCOと唐栄は3月も約1万元の値上げを行ったが、唐栄は「原料コスト上昇を反映せるため必ず値上げは行う」としている。

 業界関係者によると、中国などでのステンレス需要が好調なほか、市場での投機マネー流入でニッケル価格が暴騰しているもようだ。