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南亜科技、DRAM契約価格10%値上げへ


ニュース 電子 作成日:2010年3月30日_記事番号:T00021807

南亜科技、DRAM契約価格10%値上げへ

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下のDRAMメーカー、南亜科技は、世界的にDRAM相場の先高感が広がっていることを受け、4月にも契約価格を10%値上げする方針だ。30日付経済日報が伝えた。

 韓国のハイニックス半導体が29日、DRAM市況の好調で供給が追い付かず、顧客による需要の60%にしか対応できないとの見通しを示した。DRAM市場では今後、供給不足が拡大するとみられ、南亜科技は今月に続き、値上げに踏み切ることにした。

 DRAM業界の市場調査会社、集邦科技(DRAMエクスチェンジ)によると、DDR2、DDR3のスポット価格は3米ドル以上で推移し、過去1年で最高値を付けている。

 証券業界関係者は「第2四半期は通常は非需要期だが、ハイニックスが供給不足となることを表明し、南亜科技が非需要期の値上げに踏み切るなど、市況は各社の予測をはるかに上回る好調を示しそうだ」と指摘した。