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TSMC、台湾光罩の買収観測を否定


ニュース 電子 作成日:2010年3月30日_記事番号:T00021808

TSMC、台湾光罩の買収観測を否定

 
 ファウンドリー世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)がフォトマスク不足の解消を図る狙いでフォトマスクメーカーの台湾光罩(タイワンマスク)を買収するとの市場観測が29日流れたが、TSMC、台湾光罩ともこれを否定した。30日付工商時報が報じた。

 半導体業界ではファウンドリー、DRAMメーカーともに受注が好調で、フォトマスクの需要も高まっている。このため、台湾大手2社の台湾光罩、翔準先進光罩(PSMC)も業績好調が続いている。一方、TSMCはフォトマスクの生産能力拡充を進めており、この流れで台湾光罩を買収するとの観測が浮かんだものとみられる。

 ただ業界関係者からは、「TSMCはフォトマスクの大半を自社調達している上、台湾光罩の得意分野はTSMCが進める65ナノメートルや40ナノといった先端製造プロセスではないため、買収の可能性は低い」との指摘も出ている。