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エンテロウイルス感染で男児重症、流行期入りへ


ニュース 社会 作成日:2010年3月31日_記事番号:T00021816

エンテロウイルス感染で男児重症、流行期入りへ

 
 行政院衛生署疾病管制局は30日、子供によくみられるエンテロウイルスを原因とする感染症(腸病毒)に雲林県の3歳男児がかかり重症に陥ったと発表した。同感染症による重症は今年2例目。最近1週間の急診患者1,000人のうちエンテロウイルス感染者は3.41人と、過去3年間の平均値(2.73人)を上回って警戒レベルを超える数値となっており、疾病管制局は「2~3週間後に流行期に入る恐れがある」と警告している。31日付蘋果日報が報じた。

 疾病管制局の施文儀報道官によると、今回重症となった男児は、先週月曜日(22日)に熱を出して入院したが、その後も病状は悪化。さらに3日後に手足口病および手足に力が入らないといった症状が現れたため、施設の整った病院で検査したところエンテロウイルス71型への感染が確認された。男児は依然集中治療室で治療を受けている。

 今年重症第1例が確認されたのは2月で、2006年、07年に比べ2カ月も早かった。1例目が早かった年は大流行の可能性が高くなるが、1~3月時点では昨年(13人)に比べ重症例は非常に少ないという。ただ、警戒は必要で、特に幼児に食事前の手洗いを徹底させるよう呼び掛けている。